独立前のお金の考え方。借金が悪だと思っていた頃の自分へ

独立を決めたとき、
私も多くの人と同じように「お金」のことで悩みました。

銀行から借り入れをするべきか。
できるだけ自己資金でやるべきか。
そもそも、借金をしてまで独立するのは正しいのか。

今振り返ると、当時の自分は
「お金そのもの」よりも、「お金に対する考え方」で迷っていたように思います。


独立当初は、売上13万円でも問題なかった

私が独立した当初、
店舗も事務所もありませんでした。

家賃のかかる場所を借りる必要もなく、
大きな設備投資もありません。

だからこそ、
最初の半年、売上が13万円しかなくても成立していました。

生活費を抑え、
固定費を限界まで小さくし、
「とにかく続ける」ことを優先していたからです。

このときに強く感じたのは、
売上の大小よりも、初期投資と固定費の設計が重要だということでした。


初期投資が必要な事業は、考え方が変わる

一方で、
店舗や設備、スタッフなど、
初期投資が必要な事業もあります。

その場合、
「自己資金だけでやる」という選択が、
必ずしも正解とは限りません。

なぜなら、
手元資金が減りすぎると、判断の自由が一気に失われるからです。

実際、今の私は新しい事業を始めるとき、
必ず事業計画書を作成し、必要な金額を整理したうえで、金融機関と相談しています。

「いくら必要か」
「なぜ必要か」
「どう回収するか」

これを言葉にできる状態で、借入を行っています。


初心者がやりがちな金融機関への質問

独立相談でよく聞くのが、
金融機関に対して、こんな質問をしてしまうケースです。

「いくらなら貸してもらえますか?」

気持ちは分かります。
でも、この質問は立場が逆です。

本来聞くべきなのは、
「この事業には、いくら必要か」です。

先に必要な金額があり、
そのために金融機関とどう付き合うかを考える。

「いくら貸してもらえるか」から入ると、
事業の軸がブレやすくなります。


「借金=悪」という価値観が判断を鈍らせる

特にサラリーマン経験が長い方ほど、
「借金は悪いもの」という価値観を持っていることが多いです。

私自身も、そうでした。

毎月給料が入り、
ローンはできるだけ早く返すもの。
借りないに越したことはない。

でも、事業を始めてから考え方は変わりました。

事業における借入は、
生活のための借金ではなく、事業を進めるための「道具」です。

もちろん、無計画な借入は危険です。
ただし、「借金だからダメ」という判断も、同じくらい危険だと感じています。


事業をやるなら「いかに手持ち資金を残すか」

独立や事業で一番大事なのは、
いくら稼ぐかより、どれだけ余白を持てるかです。

手持ち資金が残っていれば、

  • 判断を急がなくていい
  • 失敗しても立て直せる
  • やらない選択ができる

逆に、
自己資金を使い切ってしまうと、
「やらなくていい判断」まで、やらざるを得なくなります。

独立前のお金の設計は、
安心して判断するための土台だと思っています。


まとめ:お金は「怖がるもの」ではなく「整理するもの」

独立前のお金は、
怖がるものではありません。

ただし、
感情のまま扱うと、一気に重くなります。

必要なのは、

  • 初期投資の整理
  • 固定費の把握
  • 手持ち資金の余白
  • 借入をどう使うかの設計

これが整理できれば、
お金は「不安」から「判断材料」に変わります。

もし今、
独立前のお金についてモヤモヤしているなら、
一度、言葉にして整理してみてください。

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