独立を考えるとき、多くの人が悩むのが、
「何を事業の柱にするか」という問題だと思います。
やりたいことはある。
得意なことも、少しはある。
でも、それが本当に事業として成り立つのかは分からない。
私自身も、まさにその状態から独立しました。
放射線技師からの独立。最初に考えたのは「パソコンが得意」ということ
私はもともと、放射線技師として働いていました。
医療の現場で専門職として仕事をしてきましたが、
そこから独立することを決めました。
独立を決めた当初、
まず考えたのは「自分に何ができるか」でした。
その中で一番最初に浮かんだのが、
パソコンが得意という点です。
そこで、パソコン修理や販売を事業としてやっていこうと考えました。
実際、需要もあり、仕事にはなりました。
ただ、やってみてすぐに感じたことがあります。
「できること」だけでは、事業は続かない
パソコン修理や販売は、
感謝される仕事ですし、役にも立ちます。
でも同時に、
利益が出にくいという現実もありました。
- 単価が上がりにくい
- 時間を切り売りしやすい
- 価格競争になりやすい
「このままこれだけを続けていても、事業としては厳しいな」
そう感じるようになりました。
このとき初めて、
“得意なこと”と“事業として成り立つこと”は別だ
と実感しました。
事業の幅を広げるために選んだスキルアップ
そこで次に考えたのが、
今ある強みをどう広げるかという視点です。
パソコンが得意、ITが嫌いではない。
それなら、その延長で価値を出せる分野は何か。
そう考えて、私は次のスキルを身につけていきました。
- ホームページ制作
- デザイン
- IT全体を整理して提案する視点
また、ITコーディネータという資格も取得しました。
これは「資格を取りたかった」というより、
事業としてITを扱うための考え方を整理したかった
という理由が大きかったです。
事業を選ぶときに、意識してきた3つの基準
振り返ってみると、
私が事業を作るときに、ずっと意識してきた基準があります。
① 自分が得意、または苦にならないこと
まったく興味がないこと、
やっていて苦しいことは、長く続きません。
最初からプロである必要はありませんが、
学ぶことが苦にならないかどうかは大切だと思っています。
② しっかりと利益が出せること
「役に立つ」と「利益が出る」は、似ているようで違います。
事業として続けるなら、
時間と労力に対して、きちんと対価が残るか
を冷静に見る必要があります。
ここを見ずに進むと、
忙しいのに余裕がない状態になりがちです。
③ 周辺に競合が少ない、または差別化できること
誰でもすぐに参入できる分野は、
価格競争になりやすいです。
逆に、
少し専門性があり、
「分かる人が少ない」領域は、価値を出しやすくなります。
私は、
医療現場を知っていること、
ITを現場目線で整理できることを、
差別化の軸にしてきました。
スキルアップは「正解探し」ではなく「選択肢を増やすこと」
スキルアップというと、
「これを学べば成功する」という正解を探しがちです。
でも、実際はそうではありません。
スキルアップの目的は、
自分が選べる選択肢を増やすことだと思っています。
選択肢が増えれば、
- 仕事を選べる
- 断ることができる
- 組み合わせて事業を作れる
結果として、
事業の安定につながっていきます。
まとめ:事業の柱は、あとから育ててもいい
独立前に、
「これが一生の事業だ」と決める必要はありません。
私自身も、
最初から今の形を想像していたわけではありません。
ただ、
- 得意なこと
- 利益が出ること
- 競合が少ないこと
この3つを意識しながら、
少しずつ事業を組み立ててきました。
もし今、
「何を柱にすればいいか分からない」と感じているなら、
まずは一度、整理するところから始めてみてください。
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